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【偶然の一致】

南大門
<一体なぜ?と問いたいよ…。>
 昨夜、帰国して驚いた。
なんと、南大門が焼失したというのだ!
 2月10日。その日、私たちクルーは予定以上の取材を終えて、成功の労いも兼ねてフライトまでの細やかなソウル観光を楽しむ事にした。8時半にベットから出て、身支度も適当にまだ目が覚めぬ街をブラブラと歩く。そう、2月5日から10日まで韓国は旧正月。日曜日と重なって何もかもがスローモーションのように見える。パワフルな印象の韓国とはほど遠く、気だるい空気だった。

 ワタシ自身、韓国は3回目だが、いずれも観光とは無縁のスケジュールで、ソウルの街をろくに歩いたことがなかった。明洞にあるホテルから勘を頼りに、街のシンボルである南大門を目指す。朝早いせいか観光客もまばらで、勇ましい風貌の門衛だけがピリピリしたオーラを出している。

「う〜ん、こんなものか…。」

 予想より小さな門に肩透かしを食らいながら、写真を2〜3枚撮ってその場を後にする。昼過ぎに、オールスタッフで旨いメシをくらって、今度はクルマでソウルを流した。南大門のロータリーで、「降りて見物しますか?」と優秀な現地女性コーディネータが笑顔で勧めてくる。

「あ、今朝散歩がてらに見たから、イイっす。」

と軽く流して、旧ソウル駅に向かった。(旧ソウル駅については後日書く事になると思う)

 市場に行ったり、DFSでリッチな買物を楽しんだり、デパ地下で試食しすぎて気持ちが悪くなったりしていると、もう金浦空港へ行かなくてはいけない時間に。チェックイン時にカルネ申請で税関ともめたりして、747-400という最近見ない古いJALで機上の人となった。羽田から迎えのクルマで職場に戻り、片づけや、現地でやり残した仕事をしていると、ネットワーク自動切り替えでiモードになったM702iGが鳴る。

「大変!南大門が燃えちゃった!」

 興奮気味でも、イントネーションが寸分も狂わない現地コーディネータの声が耳に刺さる。

「ウソでしょ?」
「ううん!冗談で言えることではないわ!韓国じゃ大騒ぎよ!」

 言葉が出なかった。
翌朝、各メディアで流された映像で、その事実に唖然とする。頭の中では私たちと一切関係がないと分かってはいても、胸が苦しかった。

 今回の仕事…なんか、後味悪い×

コメント
お帰りなさい!

南大門のことは日本でも衝撃のnewsでした。。。でも、最後に歴史的な建築物を観光できたのは、「後味が悪い」のではなく、幸運だったのだと思いますよ。

そしてそれが、多分ですけど、privateであったにしても、mediaに関わる人が目にした事に、きっとどこか偶然に近いような所でですけど。。。意義があることであったのだと、そのように思います。
  • N
  • 2008/02/12 9:14 PM
ですね、前向きに考えるようにします。
数時間前にこの目で見たものが無くなる…新しい南大門ができた頃にもう一度ソウルに行かなくてはと思ってます。
  • Masato
  • 2008/02/13 1:25 PM
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